ピアノに携わる職業あれこれ
■ ピアノに携わる職業あれこれ■
好きなピアノを職業にしたい!
と思ったとき、真っ先に浮かぶのは、身近なところでピアノの先生、ハードル高きところでピアニスト。
ウェディング奏者とか楽団員なんていうのもあるかもしれない。
どちらにしても、「弾く人」であることには変わりない。
上記の仕事のみで食べていこうと思ったら、普通の努力だけでは無理。
なぜなら、音大出のピアノ演奏者はたくさんいるだろうから。
不況でピアノの売れ行きそのものが落ちている中、講師の需要がたくさんあるかどうかもわからない。
演奏者で活躍するとなると、そうとうな技術と感性、人脈も必要で、そう簡単にはなれないかもしれない。
どうやって仕事に就くかは別として、好きなピアノを仕事に生かせる職種はそれ以外にはないものだろうか?
手近なところでピアノメーカーへの就職。
販売員もそうだし、店先でデモ演奏をしている人もいる。
技術の仕事として、ピアノ工場でピアノを製造する職人になれたら、もっと面白いかも。
それから、調律師。文字通り、ピアノをメンテナンスする人で、ピアノの音などを調整したりする。
これは微妙な音も聴き分けないといけないから「耳」はとても大切だけど、演奏はできなくても感覚と技術でなれるかもしれない。
たしか、そういう専門学校もあったように思う。
音楽療法士などもそうだろうか。
病気を持つ人を癒したりするような、心の音楽の仕事。
日本ではそんなに認知されてなくて、今はまだまだ医療現場でも需要が少ないだろうけど、こういう職業が浸透して広まって医療だけでなく様々な場で活躍できれば、ストレス社会の日本人の心も変わっていくのではと思う。