相性のいいピアノの先生を探そう!
継続して習っていきたいなら重要なことが1つ。
教えてもらう先生との相性。
これはかなり大切なことで、上達にも影響は少なからずあると思う。
先生と生徒とはいえ、小さいながらも人間関係。
それはグループレッスンも個人レッスンも同じことだけど、個人レッスンの場合は1対1で時間を過ごすことになるのだから、練習室の空気が和やかでなければ楽しくない。
レッスンは多少は緊張もするかもしれないけれど、別の意味での緊張関係になってしまうと、ピアノそのものが苦痛になったりする。
とくに、大人に対して自分の意見を上手く言葉で言えない小さな子供にとっては、殊更そうかもしれない。
私は習い始めてから10年以上ずっと同じ先生に付いてもらっているけれど、女性の先生なので産休なんてものが2回ほどあり、それぞれで2人の代理講師に教わった。
短期間の代理では慣れるまではいかないし、講師としての経験血にも差はあれど、やはり相性はあると思った。
師匠にあたる先生は性格などの感覚が私と近いように思う。
話しやすく伝わりやすい。
ということは、どんな風に曲が弾きたいか等こちらの思いを感覚で解ってくれる。
思ったことも相談しやすく、的確にアドバイスをもらえる。
代理講師で1人の先生には少し困ったことがあった。
一生懸命教えてくれるのだけれど、弾いているときに、「もっと歌って!」と、まるでオペラのように大きな声で真剣に歌いだすその様が、失礼ながら非常に可笑しく、笑いをこらえるのに必死になってしまい、レッスンどころではなかった。
毎週こみ上げる笑いから如何に意識を逸らそうか真剣に悩んだという、今となってはいい思い出。面白くはあったのだけれど。
先生を最初に当った人だけに決めることはないと思う。
教える人としての知識も大切だけれど、自分の“なりたい希望”を導いてくれる人か、どんな風に教えてくれるか、安心して接することができるか、何が分からないのか困っているとき同じ目線で一緒に考えてくれるか、何よりも同じレッスン時間を共有して明るい気持ちでいられるか。
どんな先生がいいのかは人それぞれ。
しばらく接してみて何かが違うと思ったら、相性がばっちり合う人に出会えるまで、先生は探すべきだと思う。