楽しく弾いて、気付けば上達
■ 楽しく弾いて、気付けば上達■
子供の頃はピアノを習っていたけど、嫌になってやめた。
という人は少なくない。私の知り合いで、そういう人はけっこういる。
先生が恐かったり、練習曲ばっかりでつまらなかったり、理由は様々あるけれど共通しているのは、
「楽しくない」
という気持ちじゃないかと思う。
習い事でも仕事でも、なんでもそうだけれど、「苦痛」にしか感じないものは絶対に続かない。
それをする時間そのもの全てがストレスになってしまう。その時間の中に身を置いている自分を想像するだけで、士気が下がる。
仕事の場合はお給料を稼ぐという目的があるから嫌なことも我慢しないといけない面は多々あっても、習い事や趣味は「楽しい」と感じないとダメ。
楽しくなければ練習もしない、練習しなきゃ上達しない。
そのうち辞めてしまうハメになる。
人間は不思議なもので、嫌なことは時間に余裕があってもお尻が勝手に重くなって動けなくなるのに、好きなことは無い時間をなんとか作ろうと自ら動けてしまう。
脳は楽しいと感じることに対しては吸収力がものすごく活発になる。
ピアノを始めた頃は「手が小さいから無理かな、手が動くかな」と心配していたのに、いざ始めて弾みると楽しくて楽しくて仕方がない。
きっと、ずっとやりたかったことだからだろう、気付けば勝手にレベルが上がっていた、そんな感覚。
一度は挫折した楽譜も数年経ってからチャレンジしてみたら、なんで弾けなかったんだろうと思ったくらい。
ハードルが高いと出来ない自分が嫌になってしまうこともあるので、低めにハードル設定しながら、好きな曲を選んで楽しむこと。
そうすれば、その時はできないと思っても、気付けば高かったハードルはいつの間にか飛び越している!