ピアノのメンテナンスについて
■ ピアノのメンテナンスについて■
家のピアノを弦のある生ピアノにするなら、しっかりメンテナンス。
でも、メンテナンスってどういうことをするのだろう?
まずは、自分でしてあげられること。
最も目に付きやすい外装はもちろん、汚れが一番付着しやすいのは鍵盤。
手は汗をかくので直接触れる鍵盤には脂分などが付着する。
くもり具合が分かりやすい黒鍵はもちろん、見えにくい白鍵だってしっかり付いている。
時間が経つと皮脂は取れにくくなるので、弾くたびに柔らかい布でピカピカに拭いてあげたい。鍵盤専用のクリーナーもある。
クリーナーなど薬品を使うときは、ピアノの材質によっては合わないものもあるので、メーカーに確認すること。
次に、呼吸をさせてあげること。
使う時以外は蓋を閉めっぱなしにしがちなピアノ。
アップライトも屋根が開くので、蓋と同様に時々は開けて空気を入れ替えてあげたい。あまり使われない領域の鍵盤も時々は音を出してあげるといい。
温度や湿度もけっこう大事。
意外なことだけれど、ピアノには適した温度・湿度というものがあり、大きな変化は苦手。
室温15~25℃、湿度50~70%位が快適と感じるらしい。
最後に、やはり定期的な調律。
調律師に来てもらって時々メンテナンスしてあげること。
使用頻度によっても変わるけれど、1年に1~2回くらいしてあげよう。
こうしてみると楽器は生きているとつくづく思う。
命あるものと同じように大切に気を配って仲良くやっていこう。きっといい音で応えてくれるはず。